■ IDL Wavelet Toolkit Overview

IDL Wavelet Toolkitは、データ解析・可視化ソフトIDLにオプションとして追加されたものです。IDL Wavelet Toolkitは、多次元データのウェーブレット解析をするためのIDL関数を、GUIベースのツールにしたものです。フーリエ技術を古くから利用している分野において、ウェーブレット解析は全く新しい情報と優れたパフォーマンスを提供します。

ウェーブレット解析はデータや画像解析を行うエンジニアリングやサイエンスの分野で一般的な技術です。

ある特定のウェーブレット関数を用いて信号を分析することで、空間上の次元、ウェーブレットのスケールの関数として信号の中にエネルギーの画像が構築されます。ウェーブレット変換は主に伝号解析、パターン認識、画像圧縮に役立ちます。

ウェーブレット解析は、ハーモニックス、地球システム科学、地球物理学、医学物理、天文学、リモートセンシング等、幅広い分野で利用されています。

IDL Wavelet Toolkitでは、一般的なウェーブレット技術の関数群が用意されています。IDLユーザがウェーブレット手法を利用することができるように作られています。

Significance testingとクロスウェーブレット解析における先進の機能進歩によってサイエンス コミュニティ内のウェーブレット解析に対する受容性も強化されています。

これは画像や信号解析、時系列分析、気象などの分野を含んでいます。
サポートプラットホーム

□ 全てのプラットフォームに対応しています。


■ 画像例

ウェーブレット解析は、画像をフィルタリングする新しい技術を提供しています。ウェーブレット技術は、オリジナル画像とほとんど区別がつかない圧縮画像を生成することにも使用されます。

Wavelet Power Spectrum Viewerによってウェーブレットパワーを3次元のサーフェスプロットで見ることができます。サーフェイスの高さは、ウェーブレット係数の大きさを表しています。

Multiresolution analysis toolsは、圧縮された伝号や画像をXYプロットや画像群に表すツールです。


■ 主な機能

□ IDL Wavelet Applet
  Wavelet Appletは一つのGUIの中で、プロジェクト・読込データ・ウェーブレット定義・結果の可視化を管理することができます。

□ Discrete Wavelet Transform
  多次元データにおける不連続のウェーブレット変換(部分・全部)を容易に計算できます。これらのルーチンは、実行を早くするよう選択されています。

□ Wavelet Functions
  IDL Wavelet Toolkitは、Wavelet Appletの内部でもユーザ自身のプログラムからでも簡単にアクセスできるウェーブレット関数群です。ユーザは容易に独自のウェーブレット関数をIDL Wavelet Toolkitに追加することができます。

□ 3D Wavelet Power Spectrum Visualizer
  Wavelet Appletの内部や、独自のIDLアプリケーションからコールすることができます。Visualizerによって、ウェーブレットのパワーをオブジェクトグラフィックスのコンタ図と一緒に3次元サーフェスでプロットします。

□ Multi-resolution Analysis
  Wavelet AppletやIDLコマンドラインやIDLアプリケーションからアクセスできるこの強力なツールによって、データの滑らかな(ローパス)、精細な(バンドパス)、そして粗い(ハイパス)コンポーネントに対するプロットを作成します。

□ Denoise Tool
  このツ−ルは、Cumulative Powerや周波数による閾値(ハード/ソフト)で、ベクタや画像の配列のノイズを少なくすることができます。

□ Dataset Viewer
  新しいデータを読込んだプロジェクト内のデータセットを管理します。そしてデータの値を見て、データフィールドに変更を加えることができます。

□ Import Data
  多様なファイルフォーマットのデータを読込めます。同時にIDLコマンドプロンプトからでも画像データを読込むことができます。 ASCII, binary, image(BMP, JPEG, PNG, PPM, SRF, TIFF, DICOM), WAV audioファイル, 画像ファイル(8, 16, 24bit)

□ User Tools
  IDL Wavelet Toolkitの機能を、ユーザ自身のツールを利用して拡張することができます。


閉じる