■ 流氷モニタリングによる安全航行

高緯度海域を航行する多くの船の安全のために、正確な流氷情報に対する要求がますます増えています。
Sea Ice WorkStation(SIWS)は、British National Space Centreのファンドの下、Earth Observation Sciences, Ltd.社(EOS)により開発されたシステムです。衛星からのリモートセンシングによる流氷データを自動的に高い信頼性で抽出できます。

EOSはSIWSのプロトタイプをSun Workstation上のIDLを使用して、プロダクション・プロトタイプとしても使用できるように柔軟性、拡張性を持たせ、開発しました。

SWISでは標準的フォーマットやユーザー定義のフォーマットによる流氷チャートの作成が可能です。各種投影法の指定、あるいはオプション設定、ユーザー定義による表示スケールの指定等が行えます。
このチャートは合成開口レーダ(SAR)からのベクターあるいはラスターデータと、AVHRRやSSM/Iといった測定器から得られる付加的なベクター情報から作成されます。

SIWSは受信した画像や処理した結果の画像を評価、選択するための検索、表示、操作用のデータカタログやGUIベースのブラウザー機能を備えています。


このシステムの新しいアルゴリズムは、北方フィールドから得られるデータとの比較において、その先進的な機能が確認されています。

詳細は次の要素に関連づけられます。

  SARパラメータ
  エッジ(流氷)
  全体の流氷密度
  年度別の流氷のパーセンテージ
  流氷の流れ
  AVHRRによる海面温度
  SSM/Iによる年度別の流氷供給


流氷は数時間でその形状や厚みを変え、風や海流におされ一日に数十キロ移動します。
EOSのNeil MacIntyre博士はIDLについて以下の様にコメントしています。
IDLを使うことによって、我々は流氷の分析を日単位で行うことができるようになりました。
流氷エッジの正確な位置情報、流氷のタイプの確実な区別、流氷の動きや特性の変化の確定が、広く求められています。
IDLは、理解しやすく、情報提供に優れ、また迅速に結果を得れる為に、EOSのシステム開発において重要な役割を担っています。
システム開発やデータ処理時間はIDLを使うことにより大幅に削減されました。IDLは非常に強靱で使いやすいツールです。

SIWSの使いやすさ、より実際の状況に近い出力品質の評価が、ヨーロッパ、北アメリカで進んでいます。
コンピュータ画面上での情報解釈、流氷チャートのFAX、ファイル転送による結果へのアクセスがテストされています。


閉じる